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やよいの青色申告 オンラインとマネーフォワード クラウド確定申告の2つに絞って、個人事業主のWeb制作者向けに比較しました。
2026年分の確定申告に向けて、11月から確定申告ソフトを探し始めた人を想定しています。
2つの製品の間で料金が大きく分かれるところは、次の3つです。
- 消費税の申告が要るなら、マネーフォワードはパーソナルプラン以上です。いちばん安いパーソナルミニプランでは、消費税の申告ができません。やよいの青色申告 オンラインは、3つのプランとも機能が同じです
- マネーフォワードは2026年12月1日に料金が変わります。パーソナルプランの年払いは15,360円から22,560円になります(税抜)。12月1日より前に年払いで契約していれば、改定後の料金は次の更新から適用されます
- やよいの青色申告 オンラインのセルフプランとベーシックプランは、2027年3月15日までの申し込みなら初年度0円です。ただし、無料体験の期間を過ぎてしまうと使えないなど、条件があります
ふだんはフリーランスでWeb制作をしています(運営者情報)。
私はどちらも使っていません。
この記事は、2026年11月6日に両社の公式サイトとサポートページで確かめたことだけで書いています。
料金はどちらも税抜の表示で、2つの年額を足した額などは私の計算です(本文では(私の計算)と注を付けます)。
消費税の申告が要るかどうかなど税の扱いは、税務署か税理士に確かめてください。
料金やキャンペーンは変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
やよいの青色申告とマネーフォワードを、公式サイトの記載で比較する
はじめに、2つの確定申告ソフトの条件を同じ項目で並べます。
どちらも個人事業主向けの製品で、法人向けは別の製品です。
| 項目 | やよいの青色申告 オンライン | マネーフォワード クラウド確定申告 |
|---|---|---|
| プラン | セルフ/ベーシック/トータル(機能はすべて同じで、サポートが違う) | パーソナルミニ/パーソナル/パーソナルプラス(機能が違う) |
| 年額(税抜) | 11,800円/22,800円/39,600円 | 10,800円/15,360円/35,760円(2026年12月1日から 10,800円/22,560円/38,160円) |
| 初年度の割引 | セルフ・ベーシックは0円、トータルは半額の19,800円(2027年3月15日までの申し込み) | 公式サイトに初年度の割引の記載は見当たらない |
| 消費税の申告 | どのプランでもできる | パーソナルプラン以上(パーソナルミニプランではできない) |
| 無料で試す | 無料体験プラン(最大2か月。決算・申告の機能は使えない) | 1か月の無料トライアル(申告書のプレビュー・PDF出力・提出はできない) |
| 電話サポート | ベーシック・トータル(電話は1年間の契約期間中10回まで) | パーソナルプラスだけ |
| 請求書の作成 | Misoca(別のサービス)と連携 | 同じ料金の中で作れる |
| e-Taxでの提出 | できる | できる |
銀行口座やクレジットカードの明細を取り込んで仕訳にする機能も、両社とも公式サイトに書かれています(連携先の数は、弥生の製品ページに「2,500以上」、マネーフォワードの製品ページに「2,300以上」とあります)。
使っている銀行やカードに対応しているかは、それぞれの公式サイトで確かめてください。
青色申告で65万円の控除を受ける要件の一つに、期限までのe-Taxでの提出か、税務署に届出などをして優良な電子帳簿の要件を満たすことがあります(マネーフォワードの「優良な電子帳簿の要件」に対応するための操作を教えてください。
)。
ほかにも要件があるので、全体は税務署で確かめてください。
e-Taxで出すことは、どちらのソフトでもできます。
青色申告の承認申請の期限は、フリーランスのWeb制作者が青色申告にするには、いつまでに何を出すのかにまとめています。
表のうち、料金を左右するのは「消費税の申告」「料金の改定」「初年度の割引」の3つの行です。
消費税の申告が要るかで、使えるプランが変わる
インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録)をしていると、売上が少なくても消費税の申告が要ります(マネーフォワードの課税形式のよくある質問では、登録申請書などを出していない場合を免税事業者としています)。
この場合、マネーフォワード クラウド確定申告は、パーソナルミニプランが使えません。
個人事業主/副業向け価格・料金プランのパーソナルミニプランの欄に「※ 消費税申告は利用できません。」とあり、機能の比較表でも、消費税申告書の作成はパーソナルプランとパーソナルプラスプランだけです。
やよいの青色申告 オンラインは、料金プランのページに「どのプランでもすべての製品機能が使えます。」とあり、よくある質問では消費税申告も初年度0円でできると答えています。
プランで違うのはサポートの範囲だけです。
インボイスの登録で課税事業者になった個人の2割特例にも、両社とも対応を書いています(やよいの青色申告 オンラインの消費税申告のページ、マネーフォワードの消費税申告対応のページ)。
2割特例がいつまで使えるか、2027年分から何で計算するかは、インボイス登録したフリーランスの2割特例は2026年分までにまとめています。
インボイスの登録をしておらず、消費税が免除されている人(免税事業者)は、消費税の申告が要りません。
消費税の申告の面では、マネーフォワードのパーソナルミニプランでも足ります(レシートの読み取りが月15件まで、口座残高の照合が使えないなど、ほかの機能には制限があります)。
登録するかどうかで迷っている場合は、インボイス未登録のフリーランスは、仕事を受けにくくなるのかを先に読んでください。
マネーフォワード クラウド確定申告は、2026年12月1日に料金が変わる
マネーフォワードは、2026年9月24日のお知らせ「料金体系の一部改定について」で、個人事業主向けの有料プランの料金を12月1日(火)に改定すると公表しています。
| プラン | 改定前 | 2026年12月1日から |
|---|---|---|
| パーソナルミニ | 月払い1,280円・年払い10,800円 | 月払い1,680円・年払い10,800円(変更なし) |
| パーソナル | 月払い1,680円・年払い15,360円 | 月払い2,880円・年払い22,560円 |
| パーソナルプラス | 年払い35,760円 | 年払い38,160円 |
すでに契約している人には、12月1日以降に更新される契約から改定後の料金が適用されます。
お知らせの例では、2026年11月15日に年払いのパーソナルプランを契約した場合、改定後の料金になるのは2027年11月15日の更新からです。
消費税の申告が要る人がパーソナルプランを年払いで選ぶなら、11月中に申し込むか12月以降に申し込むかで、最初の1年が15,360円か22,560円かに分かれます(お知らせの例をそのまま当てはめた私の読みです)。
1か月の無料トライアルから始めると、試しているうちに12月1日を過ぎることがあります。

やよいの青色申告 オンラインの初年度0円は、無料体験の期間を過ぎると使えない
やよいの青色申告 オンラインの「初年度無償キャンペーン」は、2027年3月15日(月)までの申し込みが対象です。
セルフプランとベーシックプランが初年度無償、トータルプランが初年度半額になります。
料金プランのページに書かれている条件と注意は、次のとおりです。
- 有料のプラン(セルフ/ベーシック/トータル)に申し込むこと。無料体験プランの期間中に有料のプランへ変える場合も対象ですが、無料体験プランの期間を過ぎると、キャンペーンは使えません
- 自動更新の支払い方法として、口座振替かクレジットカードを登録すること(更新の前にキャンセルできる)
- 1事業者につき1回だけ。無料体験プランが終わって無料プランに変わった人と、やよいの白色申告 オンラインで初年度無償キャンペーンを使った人は対象外
- 一度解約したあとに申し込んだ場合は対象外
無料体験プランの期間は、申込日から申込月の翌月末日までです(無料体験プラン(無償契約)について知りたい)。
たとえば11月に無料体験を始めたら、12月末日までに有料のプランへ変えないと、初年度0円は使えなくなります。
2年目からは、セルフプランが年11,800円、ベーシックプランが年22,800円です(税抜)。
次の年度の更新の前にメールで案内が届き、契約が終わる月の前月の末日までなら、Webから継続をやめられます。
ただし解約すると、データを見ることも含めてサービスが使えなくなり、あとで契約し直してもデータは引き継げません(料金プランのよくある質問)。
マネーフォワードのほうは、料金ページのよくある質問に、解約費用と最低利用期間は無く、途中で解約しても返金は無いと書いています。
解約したあとのデータの扱いは、確かめた範囲の公式ページには書かれていませんでした。
1年目と2年目の料金を、場合ごとに並べる
2026年11月に申し込んで、2026年分と2027年分の2回の確定申告に使う場合の料金です。
どちらも契約は1年ごとに更新されるので、1年目の契約で2026年分を、2年目の契約で2027年分を申告する前提です。
| 場合 | プラン(年払い) | 1年目 | 2年目 | 2年の合計(私の計算) |
|---|---|---|---|---|
| 消費税の申告が要る | 弥生 セルフ | 0円 | 11,800円 | 11,800円 |
| 弥生 ベーシック | 0円 | 22,800円 | 22,800円 | |
| MF パーソナル(11月中に申し込み) | 15,360円 | 22,560円 | 37,920円 | |
| MF パーソナル(12月1日以降に申し込み) | 22,560円 | 22,560円 | 45,120円 | |
| 消費税の申告が要らない | 弥生 セルフ | 0円 | 11,800円 | 11,800円 |
| MF パーソナルミニ | 10,800円 | 10,800円 | 21,600円 |
料金だけで比べると、どちらの場合も、2年の合計は弥生のセルフプランがいちばん低くなります(私の計算)。
ただし、セルフプランのサポートはWebのよくある質問などで、電話やチャットで操作を聞くことはできません。
また、この表には請求書の費用が入っていません。
マネーフォワードは請求書の作成が同じ料金に含まれますが、弥生で請求書を月10通より多く作るなら、Misocaの有料プランが別に要ります。
Misocaを足した2年の合計は、次の請求書の節に書きます。
無料で試している間は、どちらも事業所得の申告書を提出できない
2つとも無料で試せますが、試している間に事業所得の確定申告を終えることはできません。
やよいの青色申告 オンラインの無料体験プランは最大2か月(契約月+1か月)で、決算・申告の機能は使えません。
マネーフォワード クラウド確定申告の1か月の無料トライアルでは、申告書のプレビュー表示、PDF・XTXファイルの出力、提出ができません(トライアル期間中はすべての機能を利用できますか?。
雑所得や控除だけを申告する場合を除く)。
トライアルが終わっても、自動で有料の契約には変わりません。
過去に有料の契約がない事業者だけが、1事業者につき1回使えます。
弥生は無料体験の期間を過ぎると初年度0円が使えず、マネーフォワードは12月1日をまたぐと料金が変わります。
試す期間をいつにするかも、料金に関わります。
電話で操作を聞きたいなら、プランの選び方が変わる
やよいの青色申告 オンラインは、ベーシックプランから、電話・メール・チャットで操作の質問ができます。
電話は1年間の契約期間中10回までで、メールとチャットには回数の上限がありません(契約プランについて知りたい)。
トータルプランは、操作の質問に加えて業務の相談ができます。
マネーフォワード クラウド確定申告は、メールとチャットのサポートがパーソナルミニプランから使えます。
電話サポートはパーソナルプラスプランだけで、対象は操作方法です。
料金ページには「仕訳や税務のご相談および他サービスのご相談は承ることができません。」とあります。
電話のあるプランの年額は、弥生のベーシックプランが22,800円(初年度0円)、マネーフォワードのパーソナルプラスプランが35,760円(12月1日から38,160円)です(税抜)。
請求書を作るなら、弥生はMisoca、マネーフォワードは同じ料金の中で
Web制作の仕事では、見積書と請求書を毎月出します。
弥生では、請求書はMisocaという別のサービスで作ります。
Misocaの無料プランは、請求書が月10通まで(見積書・納品書・領収書は無制限)です。
それより多く作るなら、プラン15(請求書が月15通まで・年8,800円・税抜)などの有料プランになり(Misocaの料金プラン)、年契約のプランは2027年3月31日(水)までの申し込みなら初年度無償です。
やよいの青色申告 オンラインのセルフプランにプラン15を足すと、2年の合計は20,600円です(どちらも初年度無償になった場合の私の計算)。
Misocaで作った請求書は、やよいの青色申告 オンラインに自動で連携します。
やよいの青色申告 オンラインを申し込むときに、Misocaを同時に申し込むこともできます。
マネーフォワードでは、クラウド請求書が確定申告と同じ料金プランに含まれていて、見積書・納品書・領収書・請求書の作成はパーソナルミニプランから使えます。
郵送は、どのプランでも1通210円(税抜)かかります。
見積書や請求書に消費税をどう書くかは、見積もりの金額は、税込と税抜のどちらで書くのかにまとめています。
やよいの青色申告とマネーフォワードの比較のまとめ
やよいの青色申告 オンラインとマネーフォワード クラウド確定申告を比較した結果を、場合ごとに書きます(料金は税抜で、2026年11月に申し込む場合)。
- インボイス登録をしていて、料金を抑えたい:2年の合計は弥生のセルフプランが11,800円で低い。マネーフォワードにするなら、パーソナルプランを11月中に年払いで申し込むと1年目が15,360円
- インボイス登録をしていて、電話で操作を聞きたい:弥生のベーシックプラン(1年目0円、2年目22,800円、電話は年10回まで)か、マネーフォワードのパーソナルプラスプラン(年35,760円、12月1日から38,160円)。11月中に申し込んだ場合の2年の合計は、弥生が22,800円、マネーフォワードが73,920円で、電話を使う代わりに2年で51,120円多くかかります(私の計算)
- 消費税が免除されている(免税事業者):弥生のセルフプラン(1年目0円)か、マネーフォワードのパーソナルミニプラン(年10,800円)
- 請求書を月10通より多く作る:弥生はセルフプランにMisocaのプラン15(月15通まで)を足して2年の合計が20,600円。マネーフォワードは請求書が料金に含まれ、消費税の申告が要らずパーソナルミニプランなら21,600円、要る人がパーソナルプランを11月中に申し込むなら37,920円(私の計算)。消費税の申告が要らない場合の差は1,000円なので、料金より、メールとチャットで操作を聞けるか(マネーフォワードのパーソナルミニプランは聞ける、弥生のセルフプランは聞けない)で選ぶことになります
申し込む前に、マネーフォワードは12月1日の改定、弥生は2027年3月15日までの初年度0円の条件を、公式サイトで確かめてください(下のリンクは広告です)。
確定申告で書く売上の金額や、個人事業税については、クラウドソーシングの売上は、手数料が引かれる前と後のどちらで申告するのかとWeb制作の仕事に個人事業税はかかるのかも参考にしてください。
料金とキャンペーンは2026年11月6日時点の公式サイトの記載です。
